去る、2018年3月9日(金)19時から20時過ぎまで、
京都キャンパスプラザにおきまして、
第7回立命館数学教育研究会を開催しました。
今回は、立命館宇治高校の渡邊儀輝先生を講師にお招きし、ご講演して頂きました。
3月という慌ただしい時期にもかかわらず、
現役学生4名・大学院生4名、OB4名(中学・高校教員)、大学教員3名
と幅広い世代の方々に参加して頂きました。
教育現場の今、
そして迎えつつある"Society5.0"といわれる社会における教育現場が
どのようなものになり得るかというお話から、
それらを踏まえた上で、立命館宇治高校で渡邊先生が実践されている教育について
お話頂きました。
特に前半は、
近い将来その教育現場にいるであろう教員志望の学生や若手教員に、
非常に興味深いお話だったと思います。
また、実践されている教育の根幹は
「教科書を深く読む能力を育てるという基本に忠実なところにある」
という後半のお話には、
扱う教科書は違えど我々大学教員が、卒研で実践している教育そのもの
というところに、理系教育の本質を感じ、
「現在の学生(Society4.0社会に順応した学生)は、
スマホを使ってネットで調べることには長けている一方で、
きちんとした文章(教科書)を読み込む能力が育っていない」
という話に非常に共感を覚えました。
質疑応答も活気があり、
その後講師の渡邊先生を囲んで懇親会を行いました。
参加者がそれぞれの立場で数学教育に関して語らい合う場となりました。
講師の渡邊先生、また参加して頂きました方々にお礼申し上げます。
また機会がございましたら、詳細などメルマガや会誌にて
ご報告させて頂きます。
立命館大学
理工学部
数理科学科
渡部拓也