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第11回立命館数学教育研究会のご報告

2021年11月22日(月)

 10月22日(金)、第11回立命館数学教育研究会をZoom利用のオンライン形式で開催しました。参加登録者は47名(大学生・大学院生18名、OB13名、大学教員・研究員16名)。当日は40名ほどの大変盛況な研究会となりました。


 上野健爾先生(四日市大学関孝和数学研究所所長、日本数学協会会長、京都大学名誉教授)をお招きし、「数学で何を伝えるか」という演題でご講演いただきました。
 先生の広い教養、数学教育に関する深い考え、そして数学者の思考に触れることができた貴重な時間でした。学生にとって非常によい薫陶を与えて頂けるものと感じました。
 数学を学問として学ぶこと、学び続けることが大切であり、数学を教えるということについての指針が得られたのではないでしょうか。
 
講義資料はこちら ※会員限定の資料です。
 



 講演後の交流会はSpatial Chatを利用しました。ユーザーの丸いアイコン同士の距離が近ければ会話でき、距離が遠くなれば声が小さくなり、やがて声は聞こえなくなる現実世界を再現しているようなものでした。
 上野先生は大学教員や中等教育の教員の教育現場の悩みに耳を傾けられたり、いろいろなお話をされたり、参加者同士交流したり、楽しい雰囲気でした。上野先生には交流会に遅くまで参加していただき心配していましたが、「大変良い雰囲気で、ついつい長居をしてしまいました」とメールにあり、ほっとしました。講演者と参加者が交流を深めた有意義な研究会になったと感じました。
 
 昨年5月に対面で開催する予定でしたがコロナ禍で延期しました。画面では伝わらないものがあると思いますが、オンラインで開催しました。秋の夕べの講演・交流会を楽しんでいただけましたら幸いです。
 上野健爾先生、参加者の方々、ありがとうございました。皆様のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。

立命館数学教育研究会世話人
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