一粒書房 発行 価格2,500円 (B5 179ページ) ISBN978-4-86431-980-5

本誌は、和算数学の関流宗統四伝藤田貞資(1734年現埼玉県深谷市本田で誕生)の生涯と業績を丁寧に紹介し、藤田貞資が1781年に最初に刊行した算術書「精要算法」の上巻と中巻の問題を現代活字化をし、解法を試みている。和算に興味を持つ人には有益な書物と言える。
なお、松本様は、第3章「精要算法 巻之上」の問題と解説、第4章「精要算法 巻之中」の問題と解説を執筆されています。
また、松本様は、住まいが藤田貞資の生家深谷市に近いという縁で、和算に興味を持ち、現在は、藤田貞資先生顕彰会の副会長、群馬県和算研究会の事務局を務められています。日本の伝統数学文化の継承のためにも和算は非常に面白いと思います。