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第10回立命館数学教育研究会のご報告

2020年09月05日(土)

第10回立命館数学教育研究会のご報告
 
 去る8月24日、31日の2日間、第10回立命館数学教育研究会を Zoom
を用いたオンライン形式で開催しました。
初回を立命館大学の渡部先生が、2回目を東山高校の鶴迫先生が担当する
リレー講座という形で行いました。

 
 これまでキャンパスプラザ京都(コンソーシアム京都)を利用して、
数学教育に携わるOB交友との交流を目的とした勉強会を行って参りましたが、
コロナウィルス感染拡大防止のため、Zoomを利用したオンライン勉強会を試み
ました。 当日の様子(Zoom画面)については、画像を参照下さい。

 講演内容は、大学入試問題を通して、様々なアプローチを学ぶことで、
表面的な計算に留まることなく、幾何的な背景、さらにはデータサイエンス
の考え方といったところに触れる充実した講座であったように思います。
 
この4月から立命館大学では、ほぼ全てがオンライン授業で行われ、
教員志望の現役学生たちも、数学に対するモチベーションを維持するのに
苦労しているという状況にありました。数物会としても何かできることはないか、
ということで、今回は夏季休暇期間の現役の教員志望の学生を励ますという主旨
をもとに数物会の役員でもある鶴迫先生にご協力頂きました。
 
 残念ながら、現役学生の参加はそこまで多くはありませんでしたが、
延べ32名の方々にご参加頂きました。中学・高校の現場では、2学期が始業して
いることもあり、参加も難しかったかと思いましたが、
オンライン授業の試みにご関心があったのか、大変盛況でした。
特に、香川、山口、栃木、さらに北は弘前から参加して頂き、現実の距離を
ものともしないオンライン講演会に、新たな可能性を感じました。
(ちなみに、10月24日の数物会の総会もオンライン形式で行われることになり
ます。)
 
 改めて会誌でご報告できるかと思いますが、このようなオンライン形式をとる
ことで、これまで参加できなかった方々に参加頂けることになりますと、この
会もさらに盛り上がっていくと感じております。
コロナ禍でマイナス面ばかりが取り上げられる毎日ですが、こういったプラス面も
発信していくことが、重要なのではないかと思う次第です。
 
 世話人:渡部拓也







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