2008年のノーベル物理学賞を受賞された南部陽一郎先生が2015年7月5日に亡くなられました。94歳でした。
南部先生は1994年から1998年までの4年間、本学客員教授を務められ、主に大学院生に物理学の指導を行われました。
また1995年には、「南部陽一郎 研究奨励金」を創設され、これまで多数の大学院生が給付を受けるなど、自然科学を学ぶ学生たちの励みとなりました。
ご冥福をお祈りします。
「1994年南部先生を立命館の客員教授として招聘したのは、福井に在住された父君が明治の終わりころ、京都に出て旧制立命館中学に在籍された縁や、折りしも理工学部のびわこ・くさつ新キャンパスへの移転にあわせて、新風となる人物を招いて数物科、理工学部ひいては立命館大学の活性化を意図したからである。」
中山康之 数物会会長(当時) 会誌「すうぶつ」4号 2003年12月発行 より 転載