お知らせ&行事

第12回立命館大学数学教育研究会のご報告

2022年10月17日(月)

10月14日(金) 19:00~20:30
第12回立命館大学数学教育研究会をキャンパスプラザ京都にて開催しました。

参加者は、24名(現役中高教員9名、大学生・大学院生8名、OB2名、大学教員
5人)と、現役教員の参加も多く盛況でした。
2年ぶりの対面方式ということで、お互いの近況を含めた懇談、発表舎への質問
など和やかでとても充実した研究会となりました。


今回は、勉強方式ではなく、本学OBの現役教員2名の方から
・必ずしも数学が得意でない生徒向けの授業
・数学に興味を持つ生徒に向けた手引き
 などをテーマに教育現場での実践報告がありました。

発表者1:中筋 正悟 先生(滋賀県立日野高等学校 2017年院修了)
・現任校6年目を迎える。
・本校は、総合学科(全4系列)である。
・授業に関しては学年という括りはほぼなく、担当授業の科目が多い。
・日々授業をする上で大切にしていることは、具体的に学校全体の
 共通目標、数学科の共通目標を設定する。
・生徒が興味を持てるようモンティ・ホールの問題を実際に実験してみる
 など工夫した授業展開
・総合学科の発表大会における取り組み等々の実践発表

 
発表者2:多賀健介先生(大阪暁光高等学校 2015年学部卒)
・教員歴8年、現任校は4年目
・生徒たちの学び直しから高校の内容に接続するにあたって、
 先ずは必要なこととして、「数学が出来るかもしれない」と希望を持たせること。
 そして「参加しよう」とする一歩としてゲーム形式の授業、教具を用いた授業。
・①21ゲーム(石取りゲーム)で勝利の法則を考えよう、
 ②タイルで因数分解・・・・・・・
 たくさんのゲーム感覚の授業の紹介をして頂きました。
 
 中筋先生、多賀先生の両先生の実践に共通されていたことは、生徒の実情に即した授業に取り組み、生徒が数学に何か面白味を感じてもらえるよう工夫されていたことでした。同じ教壇に立たれている現役の先生方や将来教壇に立とうという教員志望の現役学生には、非常に有意義な研究会であったように感じました。
 

 
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